2. 歴史
近年の電子ペーパーへの関心は、第三次ペーパーレス問題として捉えることが出来る。
第一次は1980年初め頃のパソコンの普及に伴い情報はCRTモニターで見られ、紙はいらなくなるという狼少年的ペーパーレス化であったが、その後、情報量の増加に伴い、紙の使用量は増加の一方をたどった。
第二次は1995年頃からのインターネットの普及に伴い、電子本、オンライン本などが活字本を減少させるとした出版の電子化であったが、目に見える発展はしていない。これらに共通な問題はデジタルコンテンツを読むための人に親和性ある、使い勝手のよい表示メディアが無かったことが大きな原因として挙げられる。
第三次は、2000年頃から、環境問題が背景となって紙の使用量の削減が課題になると共に、CRTや従来の液晶表示とは異なる特徴を有する新規な表示方式が次々に提案され、紙に替わり得る表示メディアへの期待が高まった。電子ペーパーは、これらの問題に解答を与えるためのものであり、紙メディアのいくつかの特徴ある機能を併せ持つヒューマンフレンドリーな表示メディアと位置付けられる。同時に、三度目の正直としてまず実用化を実現する事が強く期待されている問題でもある。このような中で、日本においては2004年に、電子ペーパーの表示方式を用いた電子書籍端末が2種類市販されるに至っている。
不揮発(性)表示参照
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