用語(すべて) – 電子ペーパーコンソーシアム https://epaper.jbmia.or.jp Wed, 31 Mar 2021 08:05:34 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.1 電気泳動 https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e9%9b%bb%e6%b0%97%e6%b3%b3%e5%8b%95/ Fri, 23 Mar 2007 06:55:16 +0000 https://epaper.jbmia.or.jp/?p=305 Electrophoretic Display
帯電した着色粒子を液体中に分散し、電界により着色粒子を移動させる事により表示するディスプレイ方式。白色粒子が着色液体中を移動する一粒子系と、逆極性に帯電した二色(白・黒)の粒子を移動させる二粒子系がある。また液体を保持する方法として、液体と粒子をマイクロカプセル化して基板に塗布する方法(E-Ink社:[1、2])

樹脂フイルムにエンボス加工を行い、そのくぼみに液体と粒子を封入する方法(SiPix社:[3])

などがある。カラー粒子の使用、もしくは白黒のディスプレイの表面にカラーフィルターを重ねる事で、カラー表示の実現も可能である。

[1] E-Ink社HP www.eink.com
[2] “An electrophoretic ink for all-printed reflective electronic displays”, Barrett Comiskey、J.D.Albert、Hidekazu Yoshizawa、Joseph Jacobson, Nature Vol.394 (1998) 253
[3] Sipix社HP www.sipix.com

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デジタルペーパー https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc/ Fri, 30 Mar 2007 13:09:11 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=255 Digital paper
電子ペーパーと同義。

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双安定(性)表示 https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e5%8f%8c%e5%ae%89%e5%ae%9a%ef%bc%88%e6%80%a7%ef%bc%89%e8%a1%a8%e7%a4%ba-2/ Tue, 03 Apr 2007 13:08:15 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=253 Bistable display
不揮発性表示と同義。強誘電液晶表示など、不揮発性表示機能を有する液晶表示方式に用いられることが多い。これは一般的な液晶表示が単安定表示(電圧印加オフの状態で明状態か暗状態の何れかの状態をとる)であり、それらとの差異を強調するため。

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BiNem https://epaper.jbmia.or.jp/words/binem/ Sat, 07 Apr 2007 07:40:46 +0000 https://epaper.jbmia.or.jp/?p=344 「BiNem」は、登録商標であり、Nemoptics社により実施されている。「Bistable Nematics」(相安定ネマチック)から命名された。
ネマチック液晶を2μmより薄い幅で基板に挟む。上部基板は一般的なポリアミド配向層を有するが、下部基板には、特殊な配向層を設けている。この特殊な配構想により、液晶の方向が電界に関わらず保持されるため、電界を印加した場合に液晶全体が捩れた構造となり、光を散乱して白色表示する。
2007年04月、セイコーインスツルメンツ(SII)が、量産を製造受託すると発表した。

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In-plane型電気泳動 https://epaper.jbmia.or.jp/words/in-plane%e5%9e%8b%e9%9b%bb%e6%b0%97%e6%b3%b3%e5%8b%95/ Mon, 23 Apr 2007 06:49:51 +0000 https://epaper.jbmia.or.jp/?p=300 In-plane Electrophoretic Display
着色粒子を透明液体中に分散し、電界により粒子を移動させる一粒子系電気泳動の一種であるが、粒子を面方向に移動させる方式。電極上に粒子を集中させた場合に白、電極間に粒子を分散させた場合に黒を表示する。(キヤノン:[1])

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[1] ”Development of In-Plane EPD”, E.Kishi et al., SID Digest 31 (2000) 24

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リライタブルペーパー https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e3%83%aa%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bf%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc/ Mon, 30 Apr 2007 07:27:03 +0000 https://epaper.jbmia.or.jp/?p=312 Rewritable paper
紙の特長である、携帯性や視認性(コントラストや解像度)を継承しながら、書換え可能という新しい機能を導入した表示媒体。ペーパーライクディスプレイと異なり、表示媒体そのものに書換え時に必要となる画素ごとにエネルギーを付加する機能(アドレッシング機能)を設ける必要がないので、表示媒体のコストを抑えることができる。一方で、プリンタのような書換え装置が必要となる。書換え方式としては、電気アドレッシング方式に限定されることなく、静電気、光、熱、磁気など様々な方式が提案されている。

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静止画ディスプレイ https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e9%9d%99%e6%ad%a2%e7%94%bb%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%b9%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%a4/ Mon, 30 Apr 2007 09:17:36 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=118 せいしがでぃすぷれい

不揮発(性)表示参照

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双安定(性)表示 https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e5%8f%8c%e5%ae%89%e5%ae%9a%ef%bc%88%e6%80%a7%ef%bc%89%e8%a1%a8%e7%a4%ba/ Mon, 30 Apr 2007 09:19:22 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=120 そうあんてい(せい)ひょうじ
Bistable display
不揮発性表示と同義。強誘電液晶表示など、不揮発性表示機能を有する液晶表示方式に用いられることが多い。これは一般的な液晶表示が単安定表示(電圧印加オフの状態で明状態か暗状態の何れかの状態をとる)であり、それらとの差異を強調するため。

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電気ペーパー https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e9%9b%bb%e6%b0%97%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc/ Mon, 30 Apr 2007 14:04:04 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=257 Electric paper
1970年代にXerox社がTwisting Ball Displayを発表した当初、紙に近い表示状態(白黒表示)を有する電子ディスプレイの総称としてElectric Paperという表現をしていた。その後、余り一般化せず、現在ではElectronic Paper(電子ペーパー)という表現が主流となっている。

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電子ペーパー https://epaper.jbmia.or.jp/words/%e9%9b%bb%e5%ad%90%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc/ Mon, 30 Apr 2007 14:05:34 +0000 http://smt.gob.jp/wp/?p=259 Electronic paper
1. 定義
ハードコピー(印刷物による表示)とソフトコピー(電子ディスプレイによる表示)の機能のそれぞれの長所を併せ持つ第三のヒューマンインターフェースの総称。特に、“読む”という行為をストレスなく可能にすることを大きな達成目標のひとつとした新しい電子メディアの概念。
ハードコピーを書き換え可能な表示媒体(リライタブルペーパー)に進化させる考え方と、電子ディスプレイによる表示を印刷物(紙媒体)に近い表示状態に近づけようとする考え方に二分され、最終製品もこの2つに大別される。一般に、前者をリライタブルペーパー、後者をペーパーライクディスプレイと分けて表現されるが、広義の「電子ペーパー」という表現には、(1)リライタブルペーパーとペーパーライクディスプレイを合わせた総称、(2)リライタブルペーパー単体、(3)ペーパーライクディスプレイ単体、(4)リライタブルペーパーやペーパーライクディスプレイに用いられている表示原理、の意味があり、明確に使い分けされているわけではない。(4)については例えば、電子ペーパーを用いた携帯電話、といった表現がされている。電子ペーパーは現状のハードコピー(印刷物)とソフトコピー(ディスプレイ表示)の各々の長所を併せ持つ理想メディアをめざす技術目標としてとらえることができる。

2. 歴史
近年の電子ペーパーへの関心は、第三次ペーパーレス問題として捉えることが出来る。
第一次は1980年初め頃のパソコンの普及に伴い情報はCRTモニターで見られ、紙はいらなくなるという狼少年的ペーパーレス化であったが、その後、情報量の増加に伴い、紙の使用量は増加の一方をたどった。
第二次は1995年頃からのインターネットの普及に伴い、電子本、オンライン本などが活字本を減少させるとした出版の電子化であったが、目に見える発展はしていない。これらに共通な問題はデジタルコンテンツを読むための人に親和性ある、使い勝手のよい表示メディアが無かったことが大きな原因として挙げられる。
第三次は、2000年頃から、環境問題が背景となって紙の使用量の削減が課題になると共に、CRTや従来の液晶表示とは異なる特徴を有する新規な表示方式が次々に提案され、紙に替わり得る表示メディアへの期待が高まった。電子ペーパーは、これらの問題に解答を与えるためのものであり、紙メディアのいくつかの特徴ある機能を併せ持つヒューマンフレンドリーな表示メディアと位置付けられる。同時に、三度目の正直としてまず実用化を実現する事が強く期待されている問題でもある。このような中で、日本においては2004年に、電子ペーパーの表示方式を用いた電子書籍端末が2種類市販されるに至っている。

参考文献:[1]平成15年度拡大する電子ペーパー市場と機械産業の取り組みについての動向調査報告書、日本機械工業連合会、ビジネス機械・情報システム産業協会 (2003). [2]紙への挑戦 電子ペーパー、面谷 信、森北出版 (2003).

 

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