コレステリック環を持たないが、コレステリック液晶相を示す液晶材料である。層状の構造を持たずに平行配列しているネマチック液晶に、液晶分子にねじれを付与するカイラル剤と呼ばれる添加剤を加え、旋光性を持たせることで作製することができる。コレステリック環を有するコレステリック液晶(別項参照)に比べ、化学的、光化学的安定性が格段に優れている。[1]
1998年には、ミノルタ株式会社(現コニカミノルタホールディングス株式会社)が、フルカラーパネルを学会で発表。2005年、松下電器産業株式会社が発売した電子書籍「Σブック」に採用されている。
参考文献:[1]液晶の基礎と応用、松本正一・角田市良、工業調査会