Paper-like display 電子ペーパーの内、電子ディスプレイに近い機能、即ち表示媒体自身に表示の書換えを可能とする画素アドレッシング機能(一般的には電気アドレッシング方式であり、セグメント駆動方式、単純マトリックス駆動方式、アクティブマトリックス(TFT)駆動方式がある)を有する表示媒体を意味する。紙媒体の持つ携帯性や視認性を継承することが必須構成要件となり、(1)薄型フレキシブルな形態、(2)反射型表示、(3)不揮発表示、といった特徴を有する。但し、これらの全てを満足する必要はなく、例えば自発光型表示である有機エレクトロルミネッセンス表示(OLED)は(2)、(3)の要件を満たさないが、フレキシブル基板を用いるものは、ペーパーライクディスプレイ或いは電子ペーパーに分類される場合がある。また印刷物に近い(=人間の視覚の分解能に近い)高解像度、例えば300 ppi、をペーパーライクディスプレイの構成要件とする考え方もあり、(1)-(3)何れの機能も満たしてはいないが、高精細の液晶ディスプレイをペーパーライクディスプレイとして分類している場合がある。