浜松市の実証実験(2006年9月30日~10月9日)
目的:浜松市で、「電子ペーパー」を公共掲示板に利用して利用して街の活性化に役立てる実験を行う。
実験の概要:
電子ペーパー4枚を1セットにして同市内の駅構内やデパートなど人通りが多い4カ所に設置。
近くに無線LAN基地局を置いて、午前、午後、夕方と時間帯に応じて表示内容を書き換えた。
表示内容は地域のイベントや買い物情報、市役所カラのお知らせなど。地域の地震や台風、渋滞
などの情報を表示することも可能。
実験は浜松市と財団法人都市みらい推進機構、エックス都市研究所によって実施された。
今まで筑波大学石田教授の指導のもと、上記三者で準備委員会を設置して進めてきた。
電子ペーパー特徴:
(1)電源を切っても表示が長時間維持される。
(2)紙のように反射光で見るので見やすい。
(3)内臓電池長時間使えて電源工事が不要
(4)無線LAN(構内情報通信網)で表示内容が自由に変えられる。画面切り替え時のみ電力必要。
(5)A4サイズで厚さ4~9ミリ(日立製作所製)
実験状況まとめ:
白黒のA4サイズ表示ということで見た目は地味。実験では立ち止ってみる通行人の姿が少なく、
もっと注目されるコンテンツの開発や展示方法などがこれからの課題

参考文献:浜松市商工部中心市街地活性化事務局報道発表 東京新聞夕刊2006/11/6